(The English version of this page is here.)
本システムの目的
India Place Finder*は、インドの地名(アルファベット表記)から、その地名に対応する位置を地図上に 見出すためのツールです。地名は時間とともに変化し、また、元の言語で記述された地名を英語に移す際に 何通りもの記述が可能なため、書籍等に記載されている地名であっても必ずしも正確ではありません。 そこで本システムでは、入力されたアルファベット表記に類似している候補を検索し、地図上に表示することで、 ある程度の表記揺れを含む地名から、適切な位置を取得する作業を支援します。
なお、検索可能な地名は、Censusモードではインドの2001年センサスでの村名(village)約60万件と、一部の都市内の詳細地名(Locality)約6千件、Hamletsモードでは自然村(集落)名約90万件。州(state)、県(district)、郡(sub-district)による絞り込みも可能です。
詳細地名が可能な都市のリストは以下の通りです。
Pondicherry, Mysore, Dakshina Kannanda, Madurai, Kachipuram, Hyderabad, Hubli-Dharwad, Chennai, Belgaum, Bangalore.
使い方
1. Single Mode
一つの地名の位置、情報などを知りたい場合、 Single Modeを利用します。 画面上部のメニューで 「Single Mode」をクリックしてください。
- クエリフォーム(右図)の空欄に地名を アルファベット(半角)で入力し、retrieveボタンを押して下さい。小文字・大文字は区別していません。
- 地図の右側に候補リストが、地図上に候補リストに対応する番号の旗が示されます。
- 地図を拡大表示したい場合は、地図左側のスケールバーを操作して下さい。
- 候補リストを州、県、郡などで ソーティングしたい場合は、候補リスト最上段のそれぞれの列名をクリックしてください。
- ある州、県、郡に含まれる候補だけを表示したい場合は、クエリフォームの (all states), (all districts), (all sub-districts) から該当するものを選択し、 retrieve ボタンを押しなおしてください。
- 候補をクリックすると、その候補に対応するマーカーが地図上に表示されます。
- マーカーをクリックすると、候補リスト中で対応する候補の色が変わります。
- 求める候補が見つかったら、そのセンサスの位置コードや経緯度などの情報をコピーしてご利用下さい。
2. CSV Mode (地名リストを入力する方法)
複数の地名について、州・県・郡の名前や、センサスの位置コード、 位置(緯度・経度)などを連続的に調べたい場合、 CSV Modeを利用します。画面上部のメニューで 「CSV Mode」をクリックしてください。
- I. Input sheet data as comma separated text
と書かれた見出しの下のテキスト入力ボックス(右図)の中に、
1,地名A 2,地名B 3,地名C
のようなCSV形式で地名リストを入力し、submitを押してください。カンマは必ず半角を使用してください。 - 最初の列は、各行を識別するためのIDです。好きな数字やアルファベットが利用できます(半角のみ)。
- 二番目の列は地名(アルファベット表記)を入力してください。全角文字は利用できません。
- 新しく「CSV Mode(mapview)」というページが開き、上半分に登録した地名リスト(Data in the sheet)が、 下半分に地図と候補リスト(Location candidates)が表示されます。 なお、本システムでは登録されたCSV形式の地名リストを「シート」(sheet)と呼びます。
- シート内の地名Aをクリックすると、その地名に類似した候補リストが右下に表示されます。
- Single Modeの場合と同様に、地図と候補リストを利用して、求める地名を探してください。
- 求める地名が候補リスト中に見つかったら、その候補をダブルクリックしてください。 候補のコードや経緯度などの情報が、地名リストで選択中のデータに追加されます。
- 地名B,地名Cについても同様の処理を繰り返すことで、効率よく地名の検索を進めることができます。
- 処理結果をファイルに保存したい場合、地名リストの下の選択肢から「Save sheet」を選ぶと、 CSV形式でダウンロードできます。
3. CSV Mode (地名リストをあらかじめCSVファイルに作成する方法)
多くの地名をまとめて処理したい場合、地名リストをテキストボックスに入力する代わりに、 あらかじめMicrosoft Exceなどの表計算ソフトでCSVファイルを作成しておいてからアップロードすることもできます。
- 表計算ソフトを起動し、第一列目に1,2,3,…の数値を、第二列目に情報を集めたい地名を入力します。
- 入力が終わったら、ファイルをCSVとして保存します。
- 本システムの画面上部のメニューで「CSV Mode」をクリックします。
- II. Upload sheet file の下の参照ボタンをクリックします。このとき、IやIIIに入力されている値は 無視して構いません。
- 上で作成したcsvファイルを選択し、submitボタンををクリックします。
- 新しく「CSV Mode(mapview)」というページが開きます。あとは「2. CSV Mode (地名リストを入力する方法)」の 場合と同様です。
より便利に利用するためのヒント
CSV Modeで処理途中のシートを一時保存するには
CSV Modeでは大量の地名を処理することができますが、誤ってブラウザを閉じてしまうと それまでの処理結果が失われてしまいます。このような場合、途中まで処理したところで一時的に 処理結果をサーバに保存しておくことができます。ただし、大きなシートを長期間保存するとサーバの 容量を圧迫しますので、やむを得ず削除することもあります。あくまで一時保存用にお使い下さい。
- 地名リストの下の選択肢から「Save sheet temporarily」を選びます。
- Save Sheet Temporarilyフォーム(右図)が開きますので、 適当な名前とパスワードを入力し、Saveボタンを押してください。
- 既に誰かが利用している名前は利用できません。
- パスワードを忘れてしまうと、保存したシートを開くことはできなくなります。
- 保存後30日間開かれなかったシートは、自動的に削除されます。
- 保存したシートを開くには、「CSV Mode」画面の III. Retrieve temporarily saved sheet の下に、保存した名前と パスワードを入力し、submitボタンを押してください。
地図を日本語以外の言語で表示するには
地図を日本語以外の言語(英語、中国語など)で表示したい場合は、 ウェブブラウザの言語の優先順位を変更し、表示したい言語が優先されるように設定してください。
- Internet Explorerの場合: 「Internet Explorer の言語設定を変更する(マイクロソフト)」を参照してください。
- Firefox の場合: 「設定ウィンドウ - コンテンツパネル(mozilla.org)」を参照してください。
- Google Chrome の場合: 「ブラウザの全般設定: フォント、言語、エンコード (Google)」を参照してください。